今年4月より新潟病院から東埼玉病院へ移動してきた5年目の作業療法士です。私が異動してきてから早くも4ヶ月経ちました。新しく学ぶことも多く、業務に追われる日々ですが、職場の仲間から暖かいサポートもあり徐々に慣れてきたように感じます。
以前の病院では東埼玉病院と同様に神経難病や筋ジストロフィー病棟、重症心身病棟を経験してきました。東埼玉病院には整形疾患・脳卒中をはじめとする回復期病棟、結核や呼吸器病棟、地域包括病棟があり、自分の未経験領域が多いなと感じています。また、東埼玉病院の作業療法士は車いす作成や修理にもたずさわっており、私もこの3ヶ月間で車いすの作成が1件、修理が2件経験しました。どのような流れで車いす修理、作成を進めればいいのか、どのような視点で評価すればいいのか悩みましたが、リハビリテーション科の車いす作成マニュアルを通して先輩方が教えてくれたので、流れを簡単に把握することができました。
今回は当院での車椅子作成、修理の申請についてお話できたらと思います。原則としては、県のリハビリセンターでの判定を受けてからの作成になるのですが、当院の患者は外出がままならない場合も多いため当院で作成する場合があります。
車いす作成、修理の支払い方法は、自費で行う場合と身体障害者手帳による公費で行う場合があります。公費で行う場合は車いす業者から作成、修理にかかる見積もりをいただき、当院ではその後医療ソーシャルワーカーへ渡し、車いす作成・修理を一元的に管理しています。データ管理後、ご家族へ見積もりをお渡しし市町村へ申請することで補装具支給券を得ることができる場合があります。補装具支給券が車いす業者へ届いたら車いす作成、修理を行い、納車という流れになります。
車いす修理や作成では、リハビリテーション科以外でも本人や家族を始め、主治医や看護師、車いす業者、医療ソーシャルワーカー、児童指導員などたくさんの職種がかかわります。今回は他部門との連携やその際の流れなどを学ばせていただきました。
東埼玉病院では毎週のように勉強会が開催されており、皆さん熱意のある方々ばかりです。私もこれからもたくさん学んでいき、患者さんに笑顔を届けられるよう頑張りたいと思います。(G24)
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